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つぐない




監督:ジョー・ライト/新宿テアトルタイムズスクエア/★4(85点)
本家goo movie公式サイト

文芸大作的なことよりも、時間・空間を自在に操るけれんみたっぷりの映画的演出、音楽効果が大変面白い。
「贖罪」のままでよかったろうにどうしてテレサ・テンみたいな邦題にしたかね?なんてことはさておき、
所謂文芸大作と呼ばれる作品には「中身スカスカのくせしてご立派ぶりやがって」という『プライドと偏見』を持っている私ですが、この映画はコメントに書いた通り、というかコメントで言い尽くした感もあるんですが、非常に面白かったのです。

中でも、海岸のステディカム(だと思う)ワンカット長回しは圧巻で、その音楽の効果と併せて興奮した。

細かいところも巧いんだよね。
チョコレート屋が水着姿のキーラ・ナイトレイには目もくれず(それはキーラ・ナイトレイが劣化しているからではない)、子供部屋ではいやらしい視線を投げかけてるところなんかもう。あー、いやらしい。
なんてことはさておき。

戦場の男が、森の中で多数の少女の死体に出会うシーンがあります。
少女に殺された(破滅させられた)男が、少女の死を目の前にして涙を流すのです。
物語全体は“贖罪”の物語なのですが、このシーンは“赦し”の場面に思えるのです。

このシーンが現実だったのか、執筆上の創作だったのか分かりません。
仮に後者だとしたら、意図したか無意識か分かりませんが、執筆者である彼女の心理が現れたシーンだったのではないでしょうか。
三者三様の想いが切ない映画だと思います。

今回のコメントはたいしたこと言ってねえな。

日本公開2008年4月12日(2007年 英)

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