カンヌ国際映画祭パルムドール作品にケチつけるなんて何様なんだと自分でも思うのですが・・・。
私が映画で全く意味の分からないものの一つに
「歩いたり走ったりする人物を手持ちカメラで延々追う」ってのがあります。
誰かの視点というなら分かります。例えそれが犬の視点でもいいんです。あるいは緊張感を持たせるための瞬間的な演出なら意味も分かります。
この映画の長回しは、ほんっっっと全く意味が分からない。
例えばさあ、彼氏の家の食卓でウジャウジャ長話しするじゃないですか。あれだって、もっとどうにかなるだろうに。
闇医者がID忘れて行くじゃないですか。それは何の意味があるの?それを返却するために彼氏の家に遅れた、というなら分かるけど。
これはコメディーにすべき題材だよ。コメディーだったら面白かったよ、きっと。つーか、本当はコメディーなのか?
唯一興味深く見たのは、ルーマニアの空の色。
日本公開2008年3月1日(2007年 ルーマニア)
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