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カラマリ・ユニオン




監督:アキ・カウリスマキ/渋谷ユーロスペース/★3(55点)
本家goo movie

スピルバーグでいうところの『1941』みたいなもんだ。(レビューは『スタンド・バイ・ミー』のネタバレあり)
カウリスマキ長編第2作目は、おそらく意図的にハチャメチャやってるんだと思う。
その一方で、どことなくマルクス兄弟を思わせる無表情のドタバタは、「真顔で冗談を言う」とぼけた味わいの原型だと思わせる。
レニングラード・カウボーイズの原型でもあり、後のカウリスマキ形成要素が方々に垣間見える。

ところが劇中「スタンド・バイ・ミー」を歌い始めて「おや?」と思う。

え?まさかこの映画・・・『スタンド・バイ・ミー』?

(ここから『スタンド・バイ・ミー』のネタバレが始まります。つーか、『スタンド・バイ・ミー』と『カラマリ・ユニオン』両方観た人にしか分からない話になります。)

そう、まるで同じなのだ。
エイラだか死体だかあるんだかないんだか分からないものを探しに行く男達の物語なのである。
加えて、冒険談というよりも、ヤジキタ道中の諸々を描くことが中心で、焚き火囲んで語り合っちゃったりするのだ。
列車に追われる代わりに自動車に飛び乗ったり、登場人物全員フランクだったりする(<関係ない)。
『スタンド・バイ・ミー』は「今となっては死んじゃった奴もいるけど、あの頃が一番良かった」という年寄り臭い郷愁趣味だが、本作はリアルに死んじゃうのだ。
要するに、マッティ・ペロンパーはリバー・フェニックスなのだ!

あ!『スタンド・バイ・ミー』の方が後だ。


補足

「こいつ頭オカシイ」と思われてもナンなので一応お断りしておきますが、真面目な顔で冗談(ハチャメチャ)言う(やる)というこの映画のコンセプトをレビューに反映させただけですから。ええええ。

(1985年 フィンランド)80分

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