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マッチ工場の少女




監督:アキ・カウリスマキ/渋谷ユーロスペース/★5(100点)
本家goo movie

衝撃作!ワハハハ。いや、マジでマジで。ワハハハ。ホントびっくりした。
私はカウリスマキを「小津の進化系」と評しているのだが、正直、その作品のテイスト自体は未だに巧く表現できずにいる。
カウリスマキを観たことない人に説明することが全くできない。

いわゆる映画の“ジャンル”と呼ばれるものがそれで、カウリスマキ作品、特にこの映画などはジャンル不明。
ほら、よく隕石か何かの宇宙からの物体で「我々の科学力ではこの物質を解明できない」みたいなのってあるじゃない。あれと同じ。
柔らかいのか固いのか、尖ってるのか丸いのか、それすら分からない。

中でもこの映画は特にそうで、もはや私には「衝撃」としか言いようがない。

悲しい話なのか笑える話なのか、ということだけではない。
例えば、この大胆な省略法。これだけ省略していながら「ストーリーが分からない」と言う人は一人もいないだろう。そんな奴はもう映画は観ない方がいいというくらい分かりやすい描写。(何が面白いのか分からないという人は当然いるだろうが)。

これはもうとても凄いことで、けにろん師匠の言うところの「絶対映画」が私の中ではしっくりくる。

しかし“凄い”から「面白い」ということでもない。
何がどう面白いかということも人に説明できない。
人それぞれとしか言いようがないのだが、私の場合は理屈ではない。“波長”のようなものとしか言えない。

ことカウリスマキに関しては、「楽しい」ことが先に立って、まだちょっと冷静に観られていない。

(1990年 フィンランド)

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