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黄色い涙




監督:犬童一心/恵比寿ガーデンシネマ/★3(68点)
本家goo movie公式サイト

旭が一番カッコイイ
むしろ男の人に観てもらいたい。

高度経済成長に日本中が沸き立つ時代。若者達は根拠のない自信に背中を押されて夢を見た。
これは、“夢”という麻疹(はしか)にかかった若者達の一夏の物語だ。
こうした場合、先に“現実”に着地するのは決まって女性。
男は将棋の「待った」の如くいつまでもグズグズしている。

駄菓子屋のオッちゃんが実は売れっ子ジュブナイル小説家だったなどという「ありえねえ」設定ではなく、また、トキワ荘の様な成功者の貧乏回顧自慢でもなく、おそらく大半がそうであったろう「夢破れた者」の物語であることに好感が持てる。

そう考えると、話自体は男性向きのような気がする。
映画館は嵐目当ての女性がほとんどだが、むしろ男の人に観てもらいたい。

ジャニーズ映画であるが故アイドル映画に思われがちだが、犬童一心渾身の持ち込み企画で、実に丁寧な作り込み。
『三丁目の夕日』はWikipediaに書かれている程度の上っ面の昭和33年だったが、本作は見事な昭和38年だった。おそらく犬童映画で一番制作費がかかっているだろう。

気持ちが乗るまで時間がかかったので少し辛い点数を付けたが、終わってみれば実にいい話だと思う。

2007年4月14日公開(2007年 ジェイストーム)

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