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天国は待ってくれる




監督:土岐善將/新宿ジョイシネマ/★2(22点)
本家goo movie公式サイト

岡田惠和のキャリアに傷がつくので、無かったことにしてください。
だいたいさあ、その個室費用いくらになると思ってんだ?在宅介護にしろ。三十年寝たきりだったらどうする気だよ。そんなんだったら天国待ってくれなくていいよ。要するに適当なところで死んでくれることを願ってるように見えるじゃん。

(以下、本家未記載コメント)

テレビドラマでもよかったんじゃないか、というよりも、テレビドラマでやってほしかった。

私は岡田惠和ファンなのですが、まあ、話はこんなもんですわ。

彼は常に「疑似家族によるホームドラマ」と「大人の夏休み」を描く脚本家です。
本当の家族ではない面々が家族の如く一堂に会し泣き笑いする(「ちゅらさん」が典型的な例)。そしてそこにある日常と隣接した非日常の中で自己を見つめ直す。まるで大人の夏休み(「ビーチ・ボーイズ」が典型)。
この映画も病室を一つの家に見立てた疑似家族が、日常と隣接した非日常の中で過ごす日々を描いています。
さらにその特徴として、設定自体に緻密なリアリティはありません。
しかし、人物の感情の流れは実に自然でリアルです。多くの女性が共感し、泣く理由はそこにあるのでしょう。
だから、話はまあこんなもんですわ、というわけです。

しかし、そのユルい設定がテレビドラマだと許せるのに、映画だと許せないのは何故なんだろう?
だいたいさあ、その個室費用いくらになると思ってんだ?
どう考えたって元EXILEは高卒設定だろ?V6は新聞記者ってんだから大卒だよな。時間が合わなくなったの昨日今日の話じゃねーじゃん。お前ら、いつまで小学生引っ張ってんだ?中・高時代何やってたんだって話ですよ。

だから、「テレビドラマでやってほしかった」というわけです。

監督はどこの誰かは知りませんが、ビックリするほどテレビ演出で、「そこで戸田恵梨香アップにしちゃったら戸田恵梨香視点に見えちゃうだろーがっ!」みたいなところが満載。
先に述べた「人物背景の薄さ」も演出の問題があるように思われます。
極めつけは、二人が彼女を想い浮かべるイメージショットが小学生時代(笑)。
お前らが好きなのは“今”の彼女じゃねーのかよ。
百歩譲って小学生時代でもいいとして、同じショットなのかよ。
二人の男が想い描く“彼女”が違う側面の方が深みが出るでしょうが。

というわけで、女性が共感できることは認めますが、とても映画として褒められる代物ではないのでこの点数。

2007年2月10日公開(2007年 松竹、ギャガ配給)

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