November 2018  |  01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

unknown




監督:サイモン・ブランド/場所等/★2(21点)
本家goo movie公式サイト

典型的な「頭でっかち」な映画。
ファースト・ショットで嫌な予感が走る。

電話の呼び鈴。電話が映し出される。
ええっ!なんだその凡庸な描写は。
そのまま電話を取っていきなり話が転がりだすならそれでもいい。
だがそうではない。ただの効果音の説明画面である。
あのねえ、「謎」で引っ張る映画で優れている作品は、たいがいファースト・ショットが「謎」なんですよ。「おや?何だろう?」という画面なんです。
いやこれ、冗談抜きで重要でさ、ほんとに最初の最初に映し出される一瞬の画面に
「おや?何だろう?」
と興味を持たせるか持たせないか、ミステリー世界に観客を引き込むポイントの一つだと思うんです。

まあね、電話が重要な意味を持っているならこれでも仕方ないかと思いますよ。
おい!電話それしか使わないのかよ、おい!

わりと早い段階で鉄格子だかドアを叩いたシーンで、もう決定的にダメだと思いましたよ。
カメラが外から撮影している。建物の外観を早々に観客に明かしてしまっている。

ダメだよ。
室内はおろか、外がどうなってるかも分からない状況に、主人公達と我々観客を置いてくれなくちゃ。何のための密室ミステリーなんだよ。

ああ、分かった。この立地条件もまた重要なファクターなんだな。
おい!深い意味全然ないのかよ、おい!

設定という「机上の面白さ」を描写に活かせないまま、本来あるべき「疑心暗鬼」「心理戦」などが全然ぜんぜーん無いまま、謎解きやどうでもいいドンデン返しというこれまた「机上の空論」だけで押し切ろうとした、典型的「頭でっかち」映画。

こんな映画、観ていた時間がすごく無駄だった。この映画を1回観るより『レザボア・ドッグス』を10回観た方がはるかに有意義。

2006年11月3日日本公開(2006年 米)

comments

   

trackback

pagetop