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マイアミ・バイス




監督:マイケル・マン/新宿プラザ/★2(35点)
本家goo movie

苦笑、失笑、そして退屈。弱点のないヒーローは魅力がない。

「不精ヒゲを描き続ける作家」と私が呼んでいるマイケル・マンだが、相変わらずの不精ヒゲっぷり。

前作『コラテラル』がコケたせいかどうか知らないが、自身を一線級に押し上げたテレビシリーズを(今さら)持ち出してきたのだが、「マイアミ・バイス」である必要があったのだろうか?まあ、ただの客寄せなんだろう。
ちなみに『コラテラル』は「ヒッチコック・コメディー」って言ってんだけどなあ(<俺だけ)。誰も信じてくれないんだよなあ。

ただねえ、『ヒート』の時もそうだけど、マイケル・マンにとって「得手」だと思われる話だと、かえって「締まりがない」気がする。
飛行機とばしては「どう?カッコイイだろ?」、高速艇走らせては「どう?カッコイイだろ?」、スポーツカーかっ飛ばしても、銃激戦しても「どう?どう?カッコイイだろ?」と、いちいち指さし確認されている気がして鼻につく。
はいはい、もう分かりましたから。

じゃあ、話自体がカッコイイかっていうと、どうかなあ?
部分部分の演出はとても巧いのだが、何かこう、話自体に燃えるものが感じられない。
なもんだから、カッコイイ演出が次第に過剰に思えてしまい苦笑。
見つめ合うコン・リーとコリン・ファレルに違和感を感じて失笑。
そして、かすり傷一つ負わないパーフェクトな主人公達に退屈。
あのねえ、世界の用心棒・ミフネだって、カリオストロ・ルパンだって、一度はボロボロになるんですよ。そこから這い上がるから、見ているこっちは応援するんだし、燃えるわけですよ。

「スタイリッシュなアクション映画」ということは分からんではないのだが、それだったらもっとコンパクトでいい(時間も話のスケールも)。

ついでにどーでもいい話だが、コリン・ファレルとジェイミー・フォックスは、契約時に「ベッドシーンとシャワーシーンを均等に入れること」という条項でも盛り込んだのだろうか?二人ともベッドシーンである必然性も感じなければ、シャワーシーンは全然必要ないと思うのだが。ただでさえ長い映画なのに。

日本公開2006年9月2日(2006年 米)

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