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初恋




監督:塙幸成/新宿武蔵野館/★3(50点)本家goo movie公式サイト

ミニスカブーツのあおいたんサイコー!
という的外れなコメントだけ残すのもカッコイイかと思ったのだが、
ただのキモイオヤジとも思われかねないので少し真面目に書くことにする。

この映画、徹底して“大人”の顔を写さない。バイク屋のオヤジ(オヒョイさん)と冒頭に場末のキャバレーか何かの前で立ちんぼしている女(なぜか鰐淵晴子)を除いて、弁護士や政治家の秘書、育ての親はおろか実の母親の顔すら写さない。
つまり、主人公側の立ち位置の者しか描写しないという手法をとっている。
これを私は「ガンバの冒険手法」と呼ぶのだが、いや、今勝手に命名したのだが、この映画に於いてこの手法は逆効果だったのではないかと私は思っている。

おそらく監督は、そこに「隔世」「断絶」「連帯感」等を表現したかったのだろうが、私には殻にこもった「引きこもり」にしか見えなかった。
現実社会の中で人と人のぶつかり合いで傷つくことを避け、地下の温床にヌクヌクと逃げ込んでいる若者達にしか見えない。
「それが監督の視点なのだろうか?冷たい視線だな」とさえ思ってしまう。彼らに愛情を持っているように見えないのだ。

そのくせこの映画は情緒に流されすぎている。
本当なら「ドライだが温かい視点」が適していると思われる題材に、「ベタベタしてるけど冷たい視点」を投げかける。

この映画の難点はここではないかと思うのだ。
え?三億円事件の真相?平塚八兵衛が見たら激怒するだろうよ。

余談

私は、女性・宮崎あおいのファンではなく、女優・宮崎あおいのファンなのだが、
あのバイクに絡んだシートを剥がす際の声なんかサイコーだな(<やっぱキモイ)

2006年6月10日公開(2006年 ギャガ)



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