March 2019  |  01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

M:i:III




監督:J・J・エイブラムス/新宿プラザ/★4(68点)
本家goo movie公式サイト

久々に見た「マクガフィン」の教科書
正直、あまり期待していませんでしてね。
三作目ともなれば、『ミッション・インポッシブル』の枠(もしくは名前だけ)を借りた凡庸なアクション映画なんだろうと、んなもん最近のパチンコ・パチスロと一緒じゃねーかっ!「CRミッション・インポッシブル」かっ!くらいのことを言ってやろうと思ってましたよ。

メッチャ面白かった。

ネタバレになるから詳しくは書かないけど、トム様の行動理由も黒幕の意図も(終わってみれば)明確。
ま、トム様、本来なら「職業意識」「正義感」から動くべきだけどね。しかし、「スパイ大作戦」的にはナシでも映画的にはアリ。むしろ盛り上がる動機だしね。

とにかくこの監督、アクション演出が秀逸。
二作目ジョン・ウーのような「オイオイ(苦笑)」感のない節度(既にNakamyura氏が同様の事を言っているが)。いや、まあ、上海のビルはどうかと思いますが。
一見ゴチャゴチャしているが、実は人物の立ち位置なども分かりやすい。

そして「ラビットフット」の使い方。ヒッチコックが言うところの「マクガフィン」。
登場人物の動機にさえなれば、それが何であるかは重要でない。「バニーちゃんの脚」だろうが「女子高生の太もも」だろうが「OLのタイトスカート」だろうが関係ない。

おそらくこの監督、三池崇史が持ち合わせていない「節度」を生まれながらに持ち合わせているのだろう。ま、ここで三池崇史を持ち出す必要はないのだが。
その節度というかセンスが安定した「アクション職人」なのだろう。役者やら脚本やらプロデューサーやらに振り回されていない印象が残る。そこが『Mr.&Mrs.スミス』との決定的な違いだ。ま、ここでブラピを持ち出す必要もないのだが。

ただ、このスパイ達、道具は一流でも仕事は二流だけどな。

日本公開2006年7月8日(2006年 米)


comments

   

trackback

pagetop