こんな高得点を付ける映画じゃないのだが、映画館でたった一人(正確には夫婦二人)拍手喝采するほど満足するシーンがあったもんで。ええええ、単に自己満足の点数ですとも。そもそもこのシリーズに映画的な面白さは求めてませんし。
渋谷で観たのが失敗で、やたらジャリジャリしてた。ジャリンコどもキャッキャ喜んでましたがね、可哀相に奴らが喜んでいるのはこの映画全体の15%程度のところでしかなくてね。つーか、お前ら上映中しゃべりすぎ。何で上映中携帯見てんだよ!
「一流女優仲間由紀恵が映画史に足跡を残すために必要な映画化」だった(と私一人が言っている)前作に比べ、否、テレビシリーズに比べても、全体的に小振りな印象を受ける。小ネタやトリックの仕掛けが非常に小さく感じられる。
ですがね、そこにトンデモナイ大仕掛けが待ってるんですよ。
これが大仕掛けと気付くかどうかが世代の差。
ジャリンコどもには一切理解できない。
ネタバレになるから詳しくは書きませんけどね。これだけは言っておきましょう。
「これは本当はトリックではない。片平なぎさの映画である。」
ぶっちゃけ、ジャック・マイヨールと聞いてキョトンとしてる奴らが観ても仕方がない映画ですよ。
要するに、若者が「スッゲー面白い」と言う映画ではなく、ある程度の年齢の者が「アホや、アホや」言いながら楽しむ映画なんだと思う。
あ、そうそう。堀北真希は地味だけどいい女優になると思う。なるといいな。
2006/06/10公開(2006年 東宝)
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