November 2018  |  01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

バーバー吉野


バーバー吉野

監督:荻上直子 /CS/★2(37点)本家goo movie

ただの出オチだ

私がケーブルテレビでこの映画を観たのは、荻上監督の新作『かもめ食堂』公開間近の時である。従って、本作の公開当初より情報量が多い。

例えばこの監督がカウリスマキ好きであること。明らかにその影響が見受けられる。まったりと不可思議で心地好い話という意図は分からんではない。
例えば転校生。後に塩田明彦『カナリア』主演の少年である。だからと言ってどうということはない。ただ気付いたから言いたかっただけ。

「クスリと可笑しい日常」これがこの映画のコンセプトなのだろう。
その割には設定にパンチがありすぎる。言わば、出てきた最初だけ面白い「出オチ」。
その後もクスグリ笑いは無いわけではないのだが、話が至って「普通」なもんだから、出オチに思えてしまう。

思うに、もたいまさこにはこの映画全体を支えるには荷が重すぎたのではなかろうか。
彼女は、言わば「ボケ」役。脇でコメディーリリーフとして存在して活きる役者ではないだろうか。
もしこの役が、樹木希林や岸田今日子のように強烈な個性で映画全体を引っ張る役者だったら、もう少し違った映画になっていたかもしれない。

2004年4月10日公開(2003年 日)96分


comments

   

trackback

pagetop