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ライフ・イズ・ミラクル

監督:エミール・クストリッツァ/シネスイッチ銀座/★3(52点)本家gooDB公式サイト

「ドリフ大爆笑」的やりすぎ感が否めない。これで安っぽい角川感が漂っていたら、「井筒和幸監督作」と言われても分からないだろう(<分からんわけないだろ)

よく出来たお話であることは認める。「話」でなく「お話」ね。面白い箇所が多々あることも認める。ロバのクダリなんか最高だしね。
ただ、これが監督の作風なのか国民性なのか分からないが、非常にダサい感が漂う。
なんか「どやっ!面白いことやってましゃろ。どやっ!」と言われている感じが常につきまとう。ちなみにこれを我々の間では「どやどや感」と呼ぶのだが、私はこういう「ドリフ大爆笑」的な笑いは正直引いてしまう。奥さんのノイローゼは必要なエピソードか?

引いたついでに言えば、監督は主人公をどういう扱いにしたかったのだか分からない。
哀れな庶民なのか?愚かな庶民なのか?
軍人に「戦争にならないよな」と確認して妻に「そういう人が戦争を起こすのよ」と言われる辺りなどが顕著で、「なんだよ、ノイローゼ女房の方がしっかりしてるじゃねーか」と思ってしまった。そう思ってしまったが最後、この男のやることなすこと全て「バカ男」の行動に思えてしまい、「こんなバカ亭主じゃ愛想尽かすよな」とか、ヒロイン登場も「そんなバカ男と恋に堕ちちゃいけませんぜ」とかしか思わなかった。

この映画のおかげで、私は「ダメな人間」には感情移入するが「バカな人間」には感情移入できないことが分かったよ。

2005年7月16日公開(2004年 フランス=セルビア=モンテネグロ)


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