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姑獲鳥の夏

監督:実相寺昭雄/新宿東急/★2(25点)本家gooDB公式サイト

近頃のミステリーってこんなにインフレなの?映画を観ながら「“市川金田一”を全部5点にしてやろう」と思った※
※トヨエツ主演『八つ墓村』を除く

京極堂なんて見たことも聞いたこともねえ夫婦で映画館へ。何で行ってるんだって話ですよ。
ヨメ曰く「役者が全員浮いてる。画面も浮いてる。話も浮いてる。何一つ絡まってない。」

謎解きするじゃないですか。
すると、その謎の背景には深い深い(悲しい)過去が横たわっていたりするわけです。
これが王道なんですね。
で、この話も基本は同じなんですが、映画的な構成が大きく違う。

普通は、表面上の謎解きの背後に現れる大きい謎解きで、観客をアッ!と言わせ、犯人はギャフン!と言うわけです。これは、悲しい過去に限らず、「刑事コロンボ」でも同じです。
「謎1を解決するには、まず背後の謎2を解きあかさなければなりません」というわけです。
逆に「謎2を解決すれば全てが腑に落ちる」というわけです。

ところがこの映画、ビックリするほど謎がいっぱいるんですね。謎1から謎10くらいまである。
そして最後の謎解きは1から10まで個別に一個一個説明してる(笑)。アッ!って言わないから。アァ〜(ため息)って感じ。
「ねえ君、二十ヶ月も身籠もっていることがあるだろうか?」「それは××××(←ネタバレ)なんだよ」
えぇっ!?それ、謎解きじゃないじゃん!

正直ビックリしたのが、ミッチーがやってたくだらないテレビドラマ「ミステリー民俗学者 八雲樹」の方が遥かに面白かったという事です。『TRICK』なんか神々しくさえ見えますよ。

余談

月の満ち欠けの説明画面が出ますが、それって『帝都物語』でやらなきゃいけなかったんじゃないんすか?実相寺監督。

2005年7年16日公開(2004年 日)



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