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リチャード・ニクソン暗殺を企てた男

監督:ニルス・ミューラー/新宿タイムズスクエア/★2(30点)本家gooDB公式サイト

こんなんだったら日本でも作れるだろ。「石原慎太郎暗殺を企てた男」とかどう?
石原慎太郎言ってるじゃない、都内で映画の撮影が出来るようにするって。是非都庁で。「都庁を占拠する」って話、面白いと思うんだよなあ。都庁を舞台に『ダイハード』みたいな映画作って欲しいね。

ショーン・ペン演じるサム・ビックみたいな男が本当にいるか?と問われれば、事件を起こすかどうかは別として、本当にいる。ショーン・ペンがあまりに巧すぎて本当にいるんじゃないかと錯覚してしまうわけではない。本当にいる。ウチの職場に。現在休職中だが。

私はテロリスト映画が好きである。そして、狂気に陥る男の話も好きである。『タクシードライバー』などが典型的な例で、そこには、狂気に陥る男の悲しみがあるから。
努力が報われない(社会的)ダメ人間も好きである『ゴーストワールド』がそうだが、手を差し伸べたくなる。『炎上』なんかこの両者を兼ね備えているんだけどね。

だがこの映画は呑めない。
だって最初から気狂いなんだもん。
社会的ダメ人間じゃなくて本当に人としてダメなんだもん。
ウチの職場の人もそうだけど、こういう人って、絶対に自分の非は認めないのな。
と言うくらい、この映画の人物描写は優れている。

だが、人物描写の巧みさと観客の感情移入はイコールではない。
犯罪者が主人公の場合、観客との感情の距離を無視できない。
観客がその感情を理解できなければ、犯罪者を肯定することはできないのだから。
この映画は、普通の人間としての主人公の描写、エピソードの「切り取り方」を失敗しているのだろう。

だって最初から気狂いなんだもん。

2005年6月11日公開(2004年 米)


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