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岸辺のふたり

監督:マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット/新宿タカシマヤタイムズスクエア/★3(58点)本家gooDB公式サイト

とてもいい映画なのですが、どうしても分からん。分からんな。
(レビューは「どネタバレ」なので、未見の人は絶対に読まないでください)
父がボートに乗る時、一度岸まで降りたものを再び土手を戻る。娘を抱き上げ抱擁する。
この娘との惜別の描写から、父は「意図的な失踪」であることが読み取れる。
「あれほど抱きしめてくれた父がどうして私を捨てたのか」という想いが、この映画全編を貫いている。

彼女の人生は自転車を通して語られる。
車輪の回転と人生をオーバーラップさせたのは『無法松の一生』の手法だが、そればかりではない。
老婆となり止めた自転車が倒れてしまう件(くだり)で初めて気付かされるのだが、幼女の頃も自転車を立てずに投げ捨てる様に倒して止めるのだ。
「友人らとのツーリング」と「社会との関わり合い」の関連性を引き合いに出すまでもなく、自転車の止め方一つにまで人生が集約された濃密な画面。

しかしどうしても分からない。
“奇跡”(あらすじから引用)がどうしてあの年齢なのか。
これをどう解釈すればいいのか。
いつまでたっても釈然としないままなのだが・・・。

※同時上映『掃除屋トム』『お坊さんと魚』

2004年12月18日公開(2000年 英=オランダ=ベルギー)8分


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