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海猫

監督:森田芳光/★1(11点)/採点/本家gooDB公式サイト

林田芳光という人が作ったのかと思うほどキの抜けた映画
おすぎが「こんな映画、お金払って観る人の気が知れない」と言っていた映画。
すいません、私が噂の「気が知れない」人です。

この1点は、森田芳光に対する過剰な期待感の裏返しや愛の鞭などではない。本当にただただツマラナイ映画。森田芳光とは思えないビックリするほど凡庸な演出。根岸吉太郎かと思ったぞ。市川金田一シリーズを観てみろ、白石加代子なんか全く活かされてないじゃないか(<そこかよ)。

ドラマには、登場人物の感情にスイッチが入る瞬間がある。その瞬間の描写に説得力があってこそ、観客は登場人物に感情移入できるのだ。

何故、弟に抱かれようと決心したのか。何故、家を出ようとしたのか。何故、ダイブする気になったのか。まーったく分からん。なーんも描写しとらん。
『マディソン郡の橋』でクリント・イーストウッドは、メリル・ストリープにグッと車のドアノブを握らせることで全ての感情を凝縮させた。そんなもんなーんも無い。何も表現してない伊藤美咲の表情。20年の経過を全く感じさせない三田佳子の皺一つ無い顔。気持ち悪いほどなーんもない。

「FuckとMakeLoveは違う」と書いたのは山田詠美だが、その違いを伊藤美咲の表情で見せようとする辺りは巧いのだ。あと小島聖の筋肉フェチの描写とか。ところが終わってみれば、全体として「何も描いてない映画」。典型的な「木を見て森を見ず」映画。
弟の「の・ようなもの」まがいのエピソードなんかいらないって。他に描写すべきものがあるだろうに。本気で作る気があったのだろうか?

2004年11月13日公開(2004年日)


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