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証言

TVドラマ・特番/原作:松本清張/テレビ朝日★4
テレビをつけっぱなしにしていたら偶然始まったドラマで、冒頭から面白く、つい最後まで観てしまったという一品。
開局45周年企画だそうで、まず通常の土曜ワイド劇場(略して土ワイ)ではあり得ないクオリティーの高さ。松本清張原作、主演東山紀之、準主役萩原健一。
この二人の対決が売り物だったようだが、真の対決はショーケンと渡辺いっけいだった。

最近はフジの金曜エンタテイメントがその主流になったため、土ワイや火サスはやや控えめになってはいるが、昨今のテレビサスペンスは往々にして「○○刑事(デカ)」物が多い。
(○○の部分には“スチュワーデス”をはじめ諸々の職業、あるいは“おばさん”“婿入り”などの人間関係等々、お好きな物を入れて下さい)
つまりどういうことかというと、本格サスペンスがなかなか見られないということなのだ。
結局、2時間ドラマを最も見ているのはオバサン達で、彼女達にしてみればサスペンスあるいはミステリーが本格的であろうとなかろうと関係なく、一定のパターンで、「この人が犯人よ」などと多少推理を楽しみつつ安心して見ていられればいいのである。いや、むしろ本格的なのは敬遠されるのだ。
従って、この手の2時間ドラマの最初30分くらいは事件が起こらないのが昨今の通り相場だ。私はこれが大変不満なのである。
ドラマは冒頭の10分でその世界観が決まるのだから、冒頭で呑気なコメディーをやられたら、それは呑気なコメディーの世界観しか生まれないのだ。

だが、このドラマはいきなり殺人シーンから始まった。
いや、正確には、殺人シーンとベッドシーンのカットバックから始まったのだ。
サスペンス、あるいはミステリーというものはこうであってほしい(場合によっては時間軸なんてどうでもいい)。

役者陣も不安感を煽る適度な手持ちカメラもなかなかよかった。途中、あまりにも御都合主義が見え隠れはしたが。

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