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LETO -レト-



実話なのに申し訳ないけど、音楽的に正しい分、どんどん面白くなくなっていく。

監督:キリル・セレブレンニコフ/ヒューマントラストシネマ渋谷/★3(55点)(本家/公式サイト
 
いきなり無駄話をしますが、私、ベルベット・アンダーグラウンドは好きなんですが、どうもルー・リードは好きじゃない。その理由が「なんか偉そう」ということが分かったことがこの映画を観た収穫かな。
あと、「マーク・ボランのゆーことにゃ」という歌い出しの筋肉少女帯の曲があったなあ、タイトルは何だっけなあ、と思いながら映画を観ていた。てゆーか、ボランってボブ・ディランからとった名前なんだってな。
あと、ブロンディの話題が出てくるのですが、デボラ・ハリーは「女性ロックボーカリストの走り」的に言われることがあるけど(否定はしないけど)ジャニス・ジョプリンから約10年も経てだいぶ商業ロック化した時代の産物だと思う。もっとも「Call Me」はハリウッド映画の主題歌だったんだよね。あ、いま調べたらリチャード・ギア主演『アメリカン・ジゴロ』だって。だから「電話して」なのか。おいおい、音楽ジョルジオ・モロダー、製作ジェリー・ブラッカイマーだってよ。そりゃ商業作品だわ。「Call Me」嫌いじゃないけど。

無駄話を書いていますが、劇中でもデヴィッド・ボウイについて言うじゃないですか。歌詞に意味がないからいいって。
実際、当時のソ連ロックって「我が国の若者」「お国のために」って大義名分を求めるからいけない。
そしてこの劇中の音楽も、最初の頃に海岸で演奏した曲が一番いい。その後は「売れる」ために「体制」に迎合していくから、曲がどんどんツマラナクなっていく。結果、映画自体も失速していく。

そして、この映画製作そのものが意味を持ちすぎるんですよ。

監督自身が、反体制的だということで政府の監視下に置かれ、自宅軟禁(外国に出国できない)状況でこの映画を作成させたとか。
その状況下で、ソ連時代のロッカーを描くことの「意味」といったら、明白すぎるほど明白なわけじゃないですか。はっきり言って、面白くない。

最後にもう一つ音楽ネタ。
奥さんのクダリは「いとしのレイラ」なのか?



日本公開2020年7月24日(2018年/ロシア=仏)

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