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告白小説、その結末



ポランスキーの『ローズマリーの赤ちゃん』(<何を言ってるんだ?)

監督:ロマン・ポランスキー/恵比寿ガーデンシネマ/★3(68点)本家公式サイト

アサイヤス「『ローズマリーの赤ちゃん』って知ってます?」

ポランスキー「知ってるよ。知ってるに決まってんだろ。俺の映画だよ」

アサイヤス「なんじゃそりゃ?みたいな映画なんですけどね」

ポランスキー「なにお前、喧嘩売ってんの?」

アサイヤス「でも、いいんですよね。ああいう映画撮って欲しいんですよ。ポランスキー先輩に向いてると思うんすよ」

ポランスキー「お前、俺の話聞いてないだろ」

というような会話はなかったと思うが(当たり前だ)、ものすごく『ローズマリーの赤ちゃん』っぽい印象だったんです。
いやもう、ポランスキーもアサイヤスも、どんでん返しはおろか観客をミスリードする気もない。実にシンプルに、そして映画的に「不安」だけを追求している。

何だろうな?料理で言うなら、過剰な味付けをせず、でも素材そのままでもなく、素材の味を引き出す細かい包丁さばきをしたような映画。でも繊細な味でもないんだよ。もちろんコッテリでもないし。

ポランスキー曰く「女性同士の対立」は初めて扱ったそうで、その素材の調理にアサイヤスが必要だったのかもしれませんね。「アサイヤスの映画だ」って言われても信じるけどね。

ああ、そうか。よくよく考えたら『戦場のピアニスト』だって「奇妙な状況」と「不安」の映画ですな。



日本公開2018年6月23日(2017年/仏=ベルギー=ポーランド)

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