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女と男の観覧車



ウディ・アレンの『サンセット大通り』。ケイト・ウィンスレットが巧すぎてグロい。

監督:ウディ・アレン/ユナイテッド・シネマとしまえん/★3(60点)本家公式サイト
ウディ・アレンほど私生活の浮き沈みが作品に影響を及ぼす作家はいないと思うのです。私はこの映画を観る限り「いま、私生活、上手くいってないんだろうなあ」という印象を持ったんです。私的作家ウディ・アレン、たぶん今不調。

アメリカではこの映画を「養女性的虐待疑惑の言い訳」という批判があったり、「#MeToo」運動の影響で「ウディ・アレン作品に出演したことを後悔している」「決して出演しない」と言い出す女優まで出てくる始末で、「ウディ・アレンのキャリアの終わり」ということもマコトシヤカに伝えられている。

そういう噂を耳にしたせいではないと思うんだけど(かなり先入観なく観たつもり)、この映画グロいんですよ。

前作『カフェ・ソサエティ』で「ウディ・アレン81歳。ヴィットリオ・ストラーロ76歳。円熟の極み」と評したのはどこへやら、全然余裕がない。息苦しい。(ヴィットリオ・ストラーロの撮影は凄いけど)

最近のダーク話は『ブルージャスミン』(2013年)だったと思うんです。これも女優映画でした。そしてジョン・カサヴェテス『こわれゆく女』でした。
今回はビリー・ワイルダー『サンセット大通り』だと思うんです。そりゃ醜悪な女優姿を披露せにゃならんわな。グロい。見た目も心根もグロい。

これは私自身の見方の問題なんですけどね、『こわれゆく女』のジーナ・ローランズは「うわぁ」って思いながらも目が離せなかったんです。『ブルージャスミン』のケイト・ブランシェットも同様。
一方、『サンセット大通り』のグロリア・スワンソンは「うわぁ」って言って目を背けた。この『女と男の観覧車』のケイト・ウィンスレットも同じなんです。目を背けたくなる。
これは俺の何の性癖なんだろうな?性癖なのか?



日本公開2018年6月23日(2017年/米)

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