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パーティで女の子に話しかけるには



エル・ファニングの『ローマの休日』。パンクというか、プログレじゃない?

監督:ジョン・キャメロン・ミッチェル/新宿ピカデリー/★3(60点)本家公式サイト
そういや『ヘドウィグ』の監督だったな、と気付くのに時間はかからない(ジョン・キャメロン・ミッチェルという名前を思い出すにはエンディングテロップまで待たねばならなかったが)。この監督の作品は『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』しか見ていないが、そのパンクロック趣味は嫌いじゃない。ただ、その趣味嗜好がテーマと密接に関わるかどうかが、作品の成功の鍵のような気がする。

一方、最後にエル・ファニングを観たのはいつだったか思い出せない。たぶん『スーパーエイト』以来だ。ずいぶん綺麗なお姉さんになったものだ。感慨深い。
この話は、一目惚れするほど可愛いいヒロインでなければ成立しない。そして彼女は実に適役だった。

この映画は、いわば『ローマの休日』。
あらかじめ引き裂かれることを前提とした二人の、数時間の物語。

「恋した女の子は異星人でした」というウリ文句は比喩だと思っていた。
女の子というか女性は皆、男には理解しきれない生き物。かつてフランス映画の多くが「女はワカラン映画」だったが、知れば知るほどますますもってワカラン。年齢を経て実感する。
だから「うん、分かる、分かるよ。女性は異星人だよね」というスタンスで観ようと思ったら、ホントに宇宙人なのかいっ!

サイケデリックな、あるいはプログレッシヴ・ロック的な“融合”はまあいいとして、キラキラした青春恋物語が、やれ宇宙人の勢力争いだ、やれ環境破壊ウンヌンの説教で薄れていく。

ごちゃついた宇宙人の話はいらなかったんじゃなかろうか?
もっとストレートに「星に帰る」だけでよかったんじゃないか?
なんだかもったいない。



日本公開2017年12月1日(2017年/英=米)

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