「ダイヤモンドは砕けない」って原作の第4部なんですってね。昔『ダイヤモンドは傷つかない』って映画がありましたけどね。いや、オッサンの戯言ですから気にしないで。
原作「ジョジョ」の連載は私が大学生の頃に始まったと記憶しています。私は高橋留美子とあだち充に育てられたゴリゴリの「サンデー」派だったので、原作を全く知らない。なんなら俺、「ワンピース」はおろか「ドラゴンボール」だって1ミリも読んだことないしね。当時友人が「『魔少年ビーティー』『バオー来訪者』でおなじみ荒木飛呂彦が、また珍妙な連載を始めよった」とウヒャウヒャ笑ってたのは覚えてます。
そんな原作を全く知らない、何なら「スタンドって何やねん!?」レベルの私が、春夏秋冬いつでもどこでもなんでも撮る三池崇史の“豪腕”を観たいだけで映画館に行ったんですが、話の分からない点など一切なく、「どこで誰が何してんだよ!?」的なことも一切なく、とっても面白く観たんですよ。さすが三池。強いて言うなら、スタンドを扱う人間全員の髪型が変な理由は分からない。
物語としてはオーソドックスなんですよね。“三池らしくない”と言ってもいい。無難に綺麗にまとまってる印象。
これは原作通りなのかな?まあ第一章としてはこんなもんか。『ヤッターマン』とか『テラフォーマーズ』みたいな豪腕が観たかった。いや、それを抜きにしても普通に面白い映画でした。
ところでこれ、何部作なの?俺、付き合うのかなぁ?だって、CGがドタバタしてる画面観せられてもツマラナイんだもん。
ま、小松菜奈が魅力的なうちは付き合うよ。小松菜奈を配しているからには、彼女の見せ場があるんでしょうから。
2017年8月4日公開(2017年 日)
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