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At the terrace テラスにて



絶妙に面白い「居心地の悪さ」。石橋けいとか平岩紙とか好みの女優がワチャワチャしてるだけで楽しいのは俺だけか?
監督:山内ケンジ/ユジク阿佐ヶ谷/★4(88点)(本家/公式サイト
「100%富裕層向け映画」という宣伝文句だけど、石橋けいはSEIYUで買い物してんじゃん。やっぱコスパ。どうでもいい話だけど、石橋けいってシュシュトリアンだったのね。

岸田國士戯曲賞を受賞した獲得した山内ケンジ自身の舞台作品「トロワグロ」の映画化ということなのですが、本人の話によれば(舞台挨拶を見ることができて最前列で平岩紙を見た)、脚本(台本)もそのまま、配役もそのままで撮影したそうです。つまり、芝居は出来あがっていてカメラだけ回したってことのようですな。

約90分間、劇中の時間がリアルタイムに進行します。ヒッチ先生『ロープ』の手法ね。
テラスに人が出入りする、いかにも演劇の舞台ではあるのですが、不思議と「演劇畑の話&演出だなあ」という感じがしない。いやまあ、元々CM畑の人ではあるんですけどね。

その理由が何だかは分からないんですが、私が感じるに、この人の映画はメッセージ的なことを声高に叫んだりしない。相変わらず「攻める女と逃げる男」という構図。居心地の悪い会話が絶妙に面白い。おそらくこの監督が描きたいのは、特別なメッセージではなく、日常に潜む非日常の面白さなのかもしれない。

劇中、川端康成の短編小説「片腕」の話が出てくるが、それに似た摩訶不思議な感じがある。いや、ない。そんな幻想的な話じゃない。むしろ人の悪意がゴロンと提示される。それなのに摩訶不思議な感じがする。

2017年2月18日公開(2016年 日)

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