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帝一の國



昭和の実話だと言っても、平成の子は信じてくれないんでしょうなぁ。野村周平は青大将。

監督:永井聡/池袋HUMAXシネマズ/★4(70点)本家公式サイト
いやぁ、面白かった。
若い子で満席の劇場が映画が終わった瞬間「面白かったぁ」って空気に包まれた。そんな映画は久しぶり。

荒唐無稽な話に思えるけど、昭和の時代は実際にあったんですよ、こんな様なこと。
さすがに生徒会ではないけれど、日本の総理大臣(正確には自民党総裁)の座を争う際はだいたいこんなもんでしたよ。派閥争いとか言ってね、戦争に例えられたり「◯◯の乱」とか呼ばれたり。実弾(お金)飛ぶのなんか日常茶飯事。死人が出るのだって珍しくはない。竹下登あたりだったら田中角栄の靴くらい舐めたろうよ。
そう考えると、日本の政治は“政策”じゃなくて“政局”で動いてきたんだと思う。

で、この“政局”の攻防ってのが、滅法面白いんです。もうね、『金環蝕』とか大好き。その面白さを“ネタ”にしたのが、この『帝一の國』だと思うのです。
舞台を学校に置き換え、カリカチュア化して“生臭さ”を抜く。いかにも平成の映画ではありますが、それはそれでアリだと思うんです。生臭さ、泥臭さだけが昭和の面白さじゃない。現代風にアレンジするのもアリだと思うんですよね。

実際この映画は、菅田“あんた出過ぎ”将暉自身の生徒会長選よりも、“参謀”の2年時に多く時間を割いている。この手の“攻防”は、神輿に乗った主役よりも参謀の方が面白いんですよ。黒田官兵衛とか山本勘助とか。

もっとも、この映画がウケてる理由はそこじゃなく、「イケメンパラダイス」的なことなんでしょうけど。

2017年4月29日公開(2017年 日)

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