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侠女〈デジタル修復版〉



今となっては、なかなかの珍作だと思うのは俺だけか?


監督:キン・フー/渋谷ユーロスペース/★3(55点)本家公式サイト
女暗殺者が好きなのと「ビョーンって飛ぶ元祖なんでしょ?」くらいの軽い気持ちでデジタル修復版を観に行ったら、まあ長い。180分。こんな長い映画だとは思わなんだ。後で調べたら、元々は上下集の2部作だったそうで。
それでもう最後の方は、女剣客はどうでもよくなって、「何それ?何それ?」って怒涛のラスト。
本当に途中まで、というか終盤までは面白いので、「武侠映画の名作」と呼ばれるのも分からんではないのです。
でもねぇ、結果としては「珍作」のような気がするんですよねぇ。今だからそう思うのかもしれませんが。
いまコメント書きながらも笑いがこみ上げてくるもの。

そこで謎の「何それ?何それ?」展開を無理矢理穿った解釈をしてみようかと(観てない人には何を言ってるのか分からないと思いますが)。

原作(原案)でも、本当に僧侶を殺そうとするのだろうか?と思ったんですね。設定は明の時代。僧侶は一目置かれる存在だったんじゃないかなぁ?
これがキン・フーの翻案なら、僧侶に刃を向けるのは今(当時)の文化なのではないかと邪推するのです。つまり、中華人民共和国のやり口。この映画の制作は「元祖中国」中華民国ね。簡単に言っちゃえば、主人公側が台湾で、悪役側が中華人民共和国。
そして時代はベトナム戦争真っ只中。共産主義との対立はベトナムより長い。
そうした対立の無意味さ、争い事の虚しさを描きたかったのかもしれない・・・結果、珍作だけどね。

デジタル修復版日本公開2017年1月28日(1971年 台湾)

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