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ダゲレオタイプの女



とうとう俺は黒沢清が分からなくなった。


監督:黒沢清/ユジク阿佐ヶ谷/★2(40点)本家公式サイト
分かるんだけど面白くない。これが正直な感想。
ほぼ欠かさず黒沢清作品を観ているせいもあるが、既視感満載。
『サイコ』のシャワーシーンの真逆をいく「ワンショット殺人」なんか「黒沢清らしいね」とは思うし面白いんだけど、エッフェル塔なんか見せられちゃうと「お前、東京タワーなんか絶対に写さねーじゃん」って思っちゃう。そういうの嫌いなんじゃなかったっけ?

あえてフランスで、日本的な怪談話をやろうとしたのは分かります。
「ダゲレオタイプ」という古い撮影技法が狂気じみていて、「あ、実は映画も同じ“狂気
”なんじゃん?」と黒沢清が思ったであろうことも想像に難くありません。

だけど、面白くない。

緻密な画面構成とか、映画的な運動とか、理論的な見所は分かるんですが、面白くない。

何だろう?黒沢清の考える面白さと私の理想とする面白さが乖離していってる気がする。私は『クリーピー』も面白くなかったし。興味の対象が合わなくなっているのかもしれない。
もし一つ挙げるとしたら“躍動感のなさ”かな?映画的な運動はあるんだけど。もっとも静謐なタッチが黒沢清か。

2016年10月15日公開(2016年/仏=ベルギー=日本)

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