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ぼくのおじさん



大人を知る宿題を与えられた少年が世界を知る物語。でも、ものすごーく『スキャナー』と同じ残留思念を感じた。
監督:山下敦弘/新宿バルト9/★3(60点)本家公式サイト
山下敦弘は「ダメ男映画」が得手なんだと思うんですね。
大作を任されるような大物になった山下監督、久々の真正面からの「ダメ男映画」だったと思うんです。
初期作品は若い男性、いわば青年と呼ばれる年代の「ダメ男」を描いてきた。それが年相応な大人のダメ男を描こうとしたのが本作だと思うんです。

でも、アレだよね。どうしても葛飾柴又の彼を思い出しちゃうよね。
そして今時、北杜夫ですよ。なんでだろ?俺、小学生の頃に読んだよ。今時、憧れのハワイ航路的な、ねえ。
とにかく昭和の臭いしかしない。

『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』でも書いていますが、これ、東映がシリーズ化を狙った話のように思えるのです。
その狙いというか、商売っ気が鼻に付く。子供で人気取りに行く手法とかも。
これは山下が悪いんじゃない。東映のプロデューサーが悪い。たぶん。
東映に松竹の真似は逆立ちしてもできないと思うんすけどねぇ。

この映画の褒めるべき点は、キムラ緑子と銀粉蝶が友達という設定にものすごく説得力があったこと。

2016年11月3日公開(2016年 東映)

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