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獣は月夜に夢を見る



シンプルなゴシックホラー。今時、逆に新鮮。


監督:ヨナス・アレクサンダー・アーンビー/ユジク阿佐ヶ谷/★4(70点)公式サイト/本家)
ゴシックホラーと呼んでいいんだと思うんですね。『キャット・ピープル』の系譜というか。ただただ単純に、古典的怪奇話を美しく描こうとしたように思えます。
期待して1800円払って観たら物足りなかったかもしれないけど、二番館で1000円で観たせいか、とっても面白かった。

私は「魔女狩り」を想起したんです。
この映画を生んだデンマークという国がどういう国なのか分かりませんが(ラース・フォン・トリアーを生んだ国ですが)、単に田舎という設定だけでなく、お国柄のように思えたのです。
アメリカだったら、政府機関がやってきて捕獲するみたいな展開だと思うんですよ。日本だとどういう展開になるんだろう?おそらく『雨と雪』みたいに自制できる存在になるのかな。

しかしこの映画は、宗教的な意味合いとか政治的な暗喩とか女子の思春期の心理とかは描かれないんですね。
ただストレートに「運命」だけが描かれる。

両親の馴れ初めについてはほとんど語られないんですね。しかし、この映画の本筋、ヒロインが恋に落ちて逃げていく過程が、おそらく両親の馴れ初めの過程と同じなのだろうと推測されるのです。母娘が同じ運命をたどる物語。

日本公開2016年4月16日(2014年/デンマーク=仏)

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