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完全なるチェックメイト



監督:エドワード・ズウィック/ヒューマントラストシネマ渋谷/★4(71点)本家公式サイト

緊張感あふれる骨太な秀作。まるでロン・ハワード。しかし余計な邦題を付けたもんだ。
原題「ポーン・サクリファイス」のままじゃ『ボーン・アイデンティティー』シリーズと間違われるとでも思ったのかね?何で余計な邦題を付けるんだろう?これじゃ映画の意味が全然違っちゃうような気がするんです。

ボビー・フィッシャーが強敵に勝ててよかったね、って話じゃないんです。天才は常人には理解できない苦悩がある、って話でもないと思うんです。
『ボビー・フィッシャーを探して』じゃないんですよ。そういや『デブラ・ウィンガーを探して』ってのもあったね。あ、『美輪明宏ドキュメンタリー〜黒蜥蜴を探して〜』ってのもあるんだ。みんないろんなもの探してんなぁ。あ、いま、全然関係ないこと語ってます。

ボビー・フィッシャーもボリスなんとかも、東西冷戦の“犠牲者”なんです。
彼らは、東西冷戦という巨大なチェスの“駒”だった。これはそういう映画だと思うのです。
言い換えれば、この映画が描きたかったのは、単なる人物伝ではなく、時代だったのではないでしょうか。

エドワード・ズウィックって、時代のうねりの中で翻弄されたり飲み込まれたりする人物を描くのが好きなんだと思うのです。それが巧くはまった時、人物を描写を通して時代を浮き彫りにすることが出来る人なんじゃないでしょうか。

日本公開2015年12月25日(2015年/米)

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