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グロリア




監督:ジョン・カサヴェテス/イマジカBS/★5(95点)再鑑賞(本家

空気感×視点×運動
十数年ぶりの再鑑賞。レビューも全面的に書きなおす。
私はこの映画が大好きで、大学生だった頃からもう何度となく観ているのですが、製作から35年経った今観ても、何だか新鮮な気持ちで観られるのです。

オールロケとフィルムの質感が醸し出す空気感(改めて観ると晴天とかないんですよね)。
常に「追われる者」側の視点だけで描いているのもいい(いやもうそこがこの映画の主題だと言ってもいい)。
そしてこの映画で一番気に入ってるのは、カメラの機動性というか、映画的な“運動”が詰め込まれているように思える点です。

この映画の“空気感”は追われる者の“不安”とリンクし、映画的な“運動”は主人公たちの“逃亡”とリンクするのです。
“空気感”“視点”“運動”がうまく絡まった映画なんですよ。私はそこに映画本来の面白さを見るような気がするのです。

いやまあ、オバサンが銃をぶっ放す(いま観ると結構乱暴だ)というのが最大の魅力なんですけどね。私の「女殺し屋物好き」の原点。

(1980年 米)

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