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激動の昭和史 沖縄決戦



監督:岡本喜八/池袋新文芸坐/★4(72点)本家

日本のチャールトン・ヘストン=丹波哲郎。今回はスーパー参謀長。壮絶な戦闘。壮絶な死体の山。壮絶な爆発。爆発昭ちゃん本領発揮。
スーパー丹波哲郎(<もはや書いてることがおかしい)以外、喜八組オールスター・キャスト。
演出も総決算的な感じで、『肉弾』や『独立愚連隊』はもちろんのこと、私は『斬る』にも似てるように思えたのです。時代劇だけど。

映画が作られたのは沖縄返還の前年。それは偶然だったそうですが、逆に言えば沖縄がまだ占領下にあった時にこの映画は作られています。厳密には、沖縄返還に日米合意済みで、賛成・反対、米軍に対する不満などいろいろ渦巻いていた時期だったそうです。

「自分が沖縄に無関心だったことに気付き、恥じ入った。」岡本喜八は当時そう語ったといいます。
そして、「沖縄にとってアメリカは敵だが、日本も敵になっていった」「沖縄が本土の犠牲になっているのは今でも変わっていない」とも。
この映画のラストシーン。少女が一人歩く。おそらくあのシーンに沖縄の姿を投影しているのでしょう。
岡本喜八は、あの戦争の源流を明治維新とし、それを『赤毛』で描いたように、この映画では沖縄の(当時の)“今”の源流である戦闘をつぶさに描こうとしたのかもしれません。

ただね、不謹慎なこと言うけど、あまりにも死屍累々すぎて、観ていて感覚が麻痺しちゃう。
その結果、「よく爆発するなぁ。さすが爆破大好き中野昭慶」とか思っちゃった。ごめんなさい。

(1971年 東宝)

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