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日本のいちばん長い日



監督:原田眞人/ユナイテッド・シネマとしまえん/★4(70点)
本家公式サイト

今時これだけのことをよく描き切ったとは思うけど、何だか『突入せよ! あさま山荘事件』に似た感覚。“体制側”の映画のような気がする。
岡本喜八版と比較して激怒するかと思ったら、案外良く出来ていたので感心したというのが正直なところ。部分的には喜八版より分かりやすかったし(話を知ってるせいもあるけど)。

ただ、何だろう?これは原田眞人のせいなのか、東宝でなく松竹のせいなのか、どこか人情噺の雰囲気が漂うのです。阿南や鈴木貫太郎の家庭の描写を盛り込んでいるのは意図的なんでしょうし、それは別に悪いことじゃないとは思うのです。ただ、喜八版があまりにもシャープな映画で、あのキレッキレの感じと若手将校らの熱にうなされたような感じが、この話の肝のように思ってたもんですから。

あと、まあ、原田眞人をそう多く観ているわけじゃないけど、若松孝二が激怒したという『突入せよ! あさま山荘事件』に似た感覚も持ったのです。あれは「佐々のオッサンのただの自慢話をよくこれだけにまとめたなぁ」って感想だったのですが、端的に言えば似た感想なのです。

その理由として、一つには、役所広司が超然としすぎている。いやまあ、そういう話なんだけどさ。スーパーヒーロー物ってあんまり好きじゃないんだよね。スーパーヒロインは好きなんだよ。ヒット・ガールとか京マチ子とかジャンヌ・モローとか(<どういう並びだ?)

それに、阿南や鈴木貫太郎に的を絞ったせいで、体制側の話に見える。いやあ、松坂桃李も頑張ってるんですよ。松山ケンイチのクダリはいらなかった気もするけど。あれはやっぱり天本英世じゃないと(あれ?ミッキー・カーチスだったかな?)。
いや、そんなことはどうでもよくて、体制側の話に見えることろが『突入せよ!』と重なる。うん。若松孝二が怒った気持ちも分からんじゃない。

そういうわけで、本当は3.5点だけど、モッくんに敬意を評して4点。
巧かったよ。本当に巧かった。イッセー尾形より良かったよ。

2015年8月8日公開(2015年 日)

comments

そうですよ〜、小鳥たちの巣を見ててもあまり映画をご覧になってないようじゃないですかぁ。お忙しいようで、なによりですけど。

お勧めですか?
「ミッション〜」です(笑)。
あ、マジで。ほんとに。

  • ペペロンチーノ
  • 2015/08/18 8:36 PM

こんにちは!!お久しぶりです。
ペペチーさん、お元気ですか?
お盆のお休みにたくさん映画ご覧になったのですね。
羨ましい!!(笑)
しかも私が観たいと思っているのばっかり!!
「野火」「彼の秘密の女ともだち」「ミッション・・・・」「日本のいちばん長い日」
この中でペペチーさんにひとつ私がおススメいただくのなら
どれを推していただけますか??
多分、ひとつくらいしか観る時間がないと思うので思い切って
ペペチーさんに聞いてみました。
独断と偏見で思い切り選んでいただきたいです!!
よろしくです♪
毎日アッツアツですがお体にお気をつけくださいませ。

  • フキン
  • 2015/08/18 5:08 PM
   

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