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サンドラの週末

サンドラの週末監督:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ/ヒューマントラストシネマ有楽町/★3(50点)本家公式サイト

多様性を受け容れる物語。んー、どうにも気持ちが乗らない。
水那岐さんの「深刻そうな他人事」というコメントが一番しっくりくる。
いやもう、申し訳ないとしか言いようがないんだけどさ、なんだか経営者側の視点で観ちゃうんだよね。『プラダを着た悪魔』だってプラダを着た悪魔側の視点で観てたしね。どうせ悪魔に魂を売った人間ですよ。『ローズマリーの赤ちゃん』ですよ。

正直言って、国情が分からんのです。

観る前は、てっきりシングルマザーだと思っていたのですが、ちゃんと夫がいる。ちゃんと職にも就いている。裕福には見えないけど、そう生活に困窮しているようには見えない。「公営住宅に戻ればいいじゃない」と言うと「それは嫌だ」と言う。公営住宅がどんなもんか分からない。なんなら「生活レベル下げたくないだけ?」とさえ思ってしまう。

そんな会社辞めちゃえよ。新しい職を探せや。そんなに転職が大変な環境なのかね?そもそも「同僚の投票で決める」って発想が日本人にはないわ。ほんと、国情が分からん。てか、これ、どこの国だよ?

この映画が描こうとしている本質は、社会派的な何かよりも、「人それぞれの価値観」「多様性」なのではないかと思うのです。

社会派的なことであれば、もっとサポーターを描写してもいい。サンドラについてすら、そう好意的に描いているとは思えない。悪の親玉的な扱いになっている主任(だったかな?)も「え?俺なんかした?」的な感じで描いている。

「真実は一つ」なんてのは嘘っぱちで、ましてや白黒ハッキリつけられるものでもなく、事象は一つでも、感じ方は人ぞれぞれ。おそらくこの映画は、戦う映画ではなく、多様性を「受け容れる」映画なのだと思う。

日本2015年5月23日公開(2014年/ベルギー=仏=伊)

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