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エイプリルフールズ

エオプリルフールズ監督:石川淳一/ユナイテッド・シネマとしまえん/★3(63点)本家公式サイト

天才・古沢良太の一流素材を二流料理人が調理したような映画。ただ、寺島進には泣かされる。あと、芋けんぴとトカレフが欲しくなる。
とても良く出来た脚本で話も面白いんですけど、映画として面白いかと問われると、さーて、どうかな?

岡田恵和とクドカンと並んで、その脚本のドラマは必ず観る古沢良太。私の御三家。
これ、フジテレビ製作のせいで「リーガル・ハイ」や「デート 恋とはどんなものかしら」の路線を狙ったのか、ゴチャゴチャワチャワチャしながら笑って泣かせる“喜劇の王道”的なことを狙っているような気がします。いやまあ、私が見初めたのも『キサラギ』だから、それはそれでいいんだけど、個人的には「ゴンゾウ」とか「外事警察」とか「鈴木先生」とか、ガチな路線も好きなんです。
つまり何が言いたいかというと、“想定内”に収まってほしくないなあ、と。
ここに挙げたドラマは、「どうなっちゃうの!?どうなっちゃうの!?」って二度も言っちゃうほど先の読めない魅力があるのですが、この映画は(オチが分かるとかいうことではなく)想定の範囲内で小ぢんまりまとまってしまった気がするのです。破天荒ならいいってもんじゃないけどね。

それに、『三丁目の夕日』でも思ったんだけど、映画だと一言多い気がするのです。
例えば本作のラストに「現実を受け入れよう」的なことを言うでしょ。これ、待っている友人たちを見て笑顔になるとか、友人たちの方へ走って行くとか、そういう“画面”で見せるだけで充分な気がするのです。
こういうのは脚本なのか監督の力量なのか分かりませんがね。
話運びなんかは天才的なので、もったいなあと思うのです。
「楽しかった」より「もったいない」という感想が先に出てしまう。

「テレビで充分」とは言いたくないけど、「テレビ映画だなぁ」と思ってしまうのです。

2015年4月1日公開(2015年 フジテレビ=東宝)

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