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Present For You

Present For You監督:臺佳彦/バルト9/★1(18点)公式サイト

実写とパペットの融合も3Dも豪華キャストも5年もの制作期間も何の意味もない。ただただ台詞で処理するだけの紙芝居。
誰なんだよ、この画数の多い監督は。手書きできねーよ。てなことはいいとして、前座に同監督の短編アニメが流れるんですね。これが恐ろしくつまらなくて、嫌な予感が流れるんです。これもいけなかったと思うんですよね。客席を温めるどころか、空気を冷え込ませて本編が始まる。

そもそも実写とパペットの融合の意味が分からない。

例えば『ロジャー・ラビット』のように、実写とアニメが掛け合いするなら分かるんです。
この映画は、ただ単に一つのストーリーを、時に実写で、時にパペットで撮影しているだけなんです。これ、全編パペットだけなら分かるんだけど。

微妙な表情とか、空気感とか、実写の方が圧倒的に情報量が多いんです。
だからアニメーション(パペットアニメも含め)は「そういうもんなんです」って、その世界観をマルっと飲み込んで成立するんですね。
ところが実写と半々なもんだから、圧倒的にパペットシーンが物足らない。ハッキリ言ってつまらない。「そのまま実写で撮ればいいのに」って思っちゃう。
いや、全編実写で撮られても、話自体がつまらないんだけどね。

「パペットで3Dやりたかったんすよ」「どう?このパペット、よく似てるでしょ?」っていう映画にしか見えなかった。
結局、技術の先の何かがないというか、技術以外のやりたいことが分からないんですよ。
例えて言うなら、斬新なブログのデザインを思い付いたんだけど、そこで書きたい内容がない、みたいな。最新のカメラ買ったんだけど特に撮りたいものがない、とか。うん、例えとして分かりにくいね。どっちも俺の話だ。

ま、技術面で監督が満足ならよかったんじゃないですか。監督の思い出作りの映画だったということで。

2015年2月7日公開(2013年 日)

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