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天才スピヴェット

天才スピヴェット監督:ジャン=ピエール・ジュネ/シネスイッチ銀座/★2(45点)本家公式サイト

要するに『野いちご』なんだが、何が見所なんだか私にはさっぱり分からず、当り障りのないファミリー映画にしか見えなかった。
ジュネ初の・・・かどうかは知らないが、ジュネには珍しい原作物。
これは私が悪いのだが、「ああ『野いちご』だ」と早々に思っちゃったもんだから、あのベルイマンの難解で大人の物語が先に脳裏をよぎっちゃった。

結果、私の目には、少年が旅を通して自己を見つめなおし、家族の絆を深めるという凡庸な物語しか読み取れなかった。
んー?天才少年である必要はどこにあったの?

『野いちご』は老人主人公だから、その追想や空想、関わる人々などに“人生”が垣間見えるんだけど、天才少年の孤独に我々は何を見出せばいいのか?
いや、正確には『野いちご』も郷愁ではなく“今”の問題として人生を切り取るから深く感じ入るものがあるのだけれど、我々は天才少年の孤独に何を見出せばいいのか?(何度も言っちゃうけど)

発生した事態もさほど深刻でなければ、そう大した困難に遭遇するわけでもなく、解決の過程も結末もボンヤリしている印象。
カウボーイなのにヤギしか飼ってない親父とか、小ネタは面白いんだけど、話の本筋が面白くない。

ていうか、最近のフランス映画、「家族!家族!」ってうるさくない?そういう映画だけ輸入されてるの?家族を大切にするフランス映画なんて僕らのフランス映画じゃない。「ジュ・テーム、ジュ・テーム、モナムール」と囁いてこそのフランス映画でしょーが(<ひどい偏見)。

(14.11.24 シネスイッチ銀座にて鑑賞)

日本公開2014年11月15日(2013年 仏=カナダ)

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