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ジゴロ・イン・ニューヨーク

ジゴロ・イン・ニューヨーク監督:ジョン・タートゥーロ/新宿武蔵野館/
★2(25点)本家公式サイト

ウディ・アレン出演のせいなのか無駄に持ち上げられてる気がする。そうたいした映画じゃない。
この設定だったら、例えばダブルブッキングしちゃったとか、亭主が帰って来ちゃったとか、もっといろいろ面白エピソードができるだろうよ。

おそらくこの映画の主眼は、宣伝コピーの言う「ジゴロ始めました」ということより、「一人の女性の解放」という古臭いテーマなんだろう。こんな古臭いテーマの映画を観たのは溝口の『祇園の姉妹』以来だぞ。

それはさておき、さすが役者監督だと思う部分はある。

結構なオバハンになったシャロン・ストーンが初めてジョン・タトゥーロに会う場面。距離をとってソファーの隅に座るんですね。
また、ジョニデの元カノ=ヴァネッサ・パラディがヒーリング施術士に扮したジョン・タトゥーロに肌を触れさせるシーン。肌に触れるという究極の接近(接触)から二人の関係が始まるんですね。
こうした“距離感”で人間関係を考えられるのは役者の経験じゃないかと思う。ま、うまく演出できてるかどうかは別として。

ところが、これらの人物の行動、いや、この映画全てにおける人物の行動に、観客の納得いくような描写がなされていない。いやもう、ほとんどウディ・アレンの説得だけ。圧倒的なエピソード不足。せめてウディ・アレンが「口八丁の説得上手」ってエピソードでもあれば納得いくんだけど、それもない。

正直言って、薄い話に決して上手とは言えない演出。
豪華俳優陣が出演しなかったら、自主映画レベルの作品。

日本公開2014年7月11日(2013年 米)

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