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ナイト・オブ・ザ・リビングデッド

監督:ジョージ・A・ロメロ
DVD/★4(78点)本家

いま観るから「新しい」。昔(制作当時)観たら逆に古臭かったんじゃないかと思う。
“ゾンビ物”の歴史は『ゾンビ』からスタートし、それ以前は“紀元前”である。
言うまでもなくこの映画は『ゾンビ』の世界的大ヒットを受け、後に発掘・再評価された作品であり、ロメロ自身の手による作品(自主制作&デビュー作)でありながら、やはり“紀元前”の映画なのだ。

実に優れた佳作で、後の「ゾンビ・フォーマット」を初めて導入したアイディア、一番恐ろしく醜いのは(生きた)人間であるという普遍性、そして何より風情がある。結論を言えば、私はこの映画が好きだ。
だがしかし、それは今だから言える評価なのだと思う。

私がこの映画に抱く印象(そこが魅力でもあるのだが)は、モノクロだからということもあるが、初期の「ヒッチコック劇場」や「ミステリー・ゾーン(トワイライト・ゾーン)」に似ている。それは1960年前後、どちらかというと50年代後半の作品の魅力だ。
しかしこの映画の製作は1968年。『猿の惑星』『2001年宇宙の旅』というSF映画2大金字塔が作られ、ロジェ・バディムが『バーバレラ』を製作した、SF映画史にとって最も重要な年だ。いや、『バーバレラ』はどーでもいいんだが。

そう考えると、この映画の出来そのものは約10年古臭いように思う。
今でこそ古典と讃えられているが、公開当初に観た奴なんてアメリカだってほとんどいないんですよ。日本じゃ公開されてないし。
『ゾンビ』後に発掘された際、もう年代関係なく「クラシック」で一括りにされちゃったから再評価されたんだと思う。

(1968年 米)

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