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つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語

つやのよる
監督:行定勲/渋谷TOEI/
★3(54点)本家公式サイト

女性の生き様版『桐島、部活やめるってよ』。行定、一人オムニバスだってよ。
構成は面白いんです。こういうのは好きなはずなんだけど、そして好みの女優大集合なんだけど、なんだかワクワクしない。これは一体どういう訳なんだろう?

上手く言えないんだけど、おそらく演出も脚本も“理屈”が通るように作られているように思えるんです。
でもたぶん、この話は理屈を超えた何か、もっとこう「腑に落ちないけど納得しちゃう」みたいなものが必要だったんだと思います。それは何をどうすればいいということではなく、映画的な何かを捉えられるかどうか。だって、男と女って理屈じゃないから。
行定にはもうそれくらいのレベルを求めてもいい。

理屈が通ってるなと思うのは、女性達の立場。
忽那汐里ちゃんから大竹しのぶまで、例えば年上の男との(初めての?)関係、結婚する気がない男との恋愛、不倫、夫が去る・・・など、その年齢ごとに、女性の恋愛関係の大河ドラマの断片を切り取っていく。
そしてそれは、姿を見せない「艶」という女性の恋愛遍歴にも言える。
言い方は正しくないかもしれないが、「艶」という女性の“被害者”たちを通して、姿を見せない“加害者”をも描写する。非常に頭を使った構成だと思う。

演出も理屈が通っていて、女性の年齢を感じさせる撮り方をしているように思える。
この話で必要なのは、いつまでも若く美しい姿ではなく、女の年齢なんですね。
だから女優陣が美しく撮られてない(笑)。
それも楽しくない要因かもしれない。

要するにこの映画、「男と女」を描くには“頭”で考えすぎた作品のような気がするのです。

以下、どーでもいい話

野波麻帆って、いい女優だとは思わないんだけど、いいオンナだと思うんだよね。一方、真木よう子って、いいオンナだと思うけど、あんまりいい女優には思えないんだよね。この違い分かる?結論を言えば、ただ単に俺が野波麻帆好きだって話。舞台見に行ったもん、ナマ野波麻帆見たさに。こういうのって、理屈じゃないのよ。

2013年1月26日公開(2013年 東映)

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