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テルマエ・ロマエ


監督:武内英樹/飯田橋ギンレイ/
★2(21点)本家公式サイト

たまにはこんな映画もいいもんだよね。ビバノンノン。★2
2番館2本立ての一つとして鑑賞。
何も考えずに楽しんだよ・・・と書きたかったのだが、ぜーんぜん面白くなかった。
顔は平たいけど胸は大きいでおなじみ上戸彩は胸元の大きく空いた服とか胸を強調した服を意図的に着ないよね、ってことを映画を観ている最中ずっと考えていた。それくらい物語に何の興味も沸かなかった。入浴シーンくらい谷間見せんかいゴラァ!(<間違った怒りのぶつけ方)

『デトロイト・メタル・シティ』に似た臭いのする映画で、人気原作の設定とエピソードを前半だけなぞって、後半は無理矢理「いい話」に仕立てあげる。たぶん、そういう映画なんだと思う。原作は全然知らないけど。原作が小説からマンガに変わっただけで、傲慢な映画製作姿勢は昭和の昔から変わらんな。

根本的に原作の解釈が違うんだと思う。原作を全然知らんのに何を言うとるんじゃお前は、って話だけどね。
映画(特に前半)を観る限り、この原作者の最大の興味はローマ時代なんだと思うんです。
現代日本とのギャップを笑うことが主目的ではなくて、ギャップを通じてローマ時代を現代日本に伝えることが主目的なんじゃないだろうか。
むしろギャップではなく、ローマ時代と現代日本の“共通点”を楽しむ話なのかもしれない。
つまり映画は(この手の映画ではありがちだが)、上っ面だけすくって原作の本質を理解していないのだと思う。

“時代(文明)差”と“風呂”の一点突破で、その先がない。
本来なら、時も国も超えた“共通点”こそ、この話のメインテーマであるべきだ。おそらくそれは「人の感情」だろう。
何せ主人公二人はタイムトラベルをして“疑似夫婦”の関係にあるのだから、二人が裂かれることにはもっと痛みが伴うべきだ。
阿部寛を手助けする(歴史を変更させない)というミッションが何となくクリアしたように思えるが、実はその結末を上戸彩は見ていない。現代日本に戻って歴史書を確認することもない。それどころかマンガにして自分の成功譚にしてしまう。成長譚ですらない。なんじゃそりゃ。一体何を描きたかった映画なのか。

作り手に思想のない映画は観ていてツマラン。

2012年4月28日公開(2012年 フジテレビ=東宝)

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