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桐島、部活やめるってよ

桐島、部活やめるってよ監督:吉田大八/飯田橋ギンレイ/★5(90点)再鑑賞↑(本家公式サイト

原作読んで再鑑賞して評価アップ。これは今年の1,2位を争う映画だ。
私は、初鑑賞時の感想の中で

この映画は(あるいは原作は)、真摯に「青春真っ只中の当事者は“青春”に気付かない」視点を守り、「己の戦場」を彷徨うことに気付く「成長」を与える

と書きましたが、これは誤りでした。原作にそんな視点はない。
むしろ原作は、人生を達観したような、不当に“出来すぎ”た高校生ばかりが登場して面白くない。正確に言うと、「迷える青春」を“自覚”しているように読みとれてしまう。
私が最も共感した部分が原作ではまるでない。私の見当外れだったということだ。

例えば、原作小説は『ジョゼと虎と魚たち』をやたらフィーチャーし、映画部の人間も自ら青春恋愛映画を企画する。これを「青春映画の制作は大人(顧問)のお仕着せ」「フィーチャーする映画は『ゾンビ』」に変換し(それだけでなく原作とはほとんど別物に仕立てた)換骨奪胎した脚色の手腕に感心した。
ぶっちゃけ、再鑑賞して泣いたもん。妄想ゾンビ撮影シーンに。

2012年8月11日公開(2012年 日テレ)

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