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カリフォルニア・ドールズ

カリフォルニア・ドールズ監督:ロバート・アルドリッチ/吉祥寺バウスシアター/★5(90点)再鑑賞↑(本家公式サイト

四半世紀ぶりに観て、こんなにも胸と目頭が熱くなる映画だったのか!と再発見。
ニュープリント版を二番館に落ちてから鑑賞。20年以上も昔に観たきりで初めての劇場鑑賞。
そして、何がこんなにもオッサンの胸を震えさせ目頭を熱くさせるのか、皆目見当がつかない。ベタな話なのに。

私はこの映画をロード・ムービーだと思っている。
少なくともスポ根映画ではない。スポ根映画に不可欠な練習シーンがない。いやまあ、鉄アレイ持って森の中を走るトレーニングシーンはあるけどね。回転エビ固めなんて必殺技、いつどこで練習したのさ!

しかしロード・ムービーの傑作は、『真夜中のカーボーイ』しかり『スケアクロウ』しかり、主に60〜70年代に生まれている。それはモロに「アメリカン・ニューシネマ」の時代であり、『イージー・ライダー』に代表されるように、アメリカン・ニューシネマの象徴がロード・ムービーであり、彷徨える時代の象徴だったのである。

そんなアメリカン・ニューシネマを終わらせたのが1976年の『ロッキー』だと私は思っている。彷徨える時代から、明確に「アメリカン・ドリーム」に舵を切った瞬間だ。
そして、この『カリフォルニア・ドールズ』はと言えば、1981年の映画である。
言わば、アメリカン・ドリームの時代の中の彷徨える者達の物語だ。
『ロッキー』は“這い上がる”印象が強いが、この映画は“彷徨う(迷える)”印象が強い。
だから私はロード・ムービーだと思っている。

なんてことを書きながら、やっと解った。
どうしてこんなにも胸が震え目頭が熱くなったのか。
その彷徨う姿を見ているうちに、劇中の「カリフォルニア・ドールズ」という女子プロレスタッグのファンになっていたのだ。男の女々しい一面を前面に押し出したマネージャーも含めて。
だってもう、あのきらびやかな衣装でリングに登場しただけで泣いてたもん、俺。



(大昔のコメント)

「ロードムービーと言えば?」・・・(あまり大きな声では言えないんですが)

「ロードムービーと言えば?」・・・・・『イージー・ライダー』
「バディームービーと言えば?」・・・・『リーサル・ウェポン』
「ケビンと言えば?」・・・・・・・・・・・・・スペイシー

というのが本来あるべき「映画ファン」なのだろう?
(大きな声では言えないが、上の2つ未見なのよ)

「ロードムービーと言えば?」・・・・・『カリフォルニア・ドールズ』(『スケアクロウ』も)
「バディームービーと言えば?」・・・『トレマーズ』
「ケビンと言えば?」・・・・・・・・・・・・べべべべ米朝師匠

と答える私は一体・・・?

(12.12.9 吉祥寺バウスシアターにて再鑑賞)

(1981年 MGM)

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