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ミッドナイト・イン・パリ

ミッドナイト・イン・パリ監督:ウディ・アレン/ユナイテッド・シネマとしまえん/★4(74点)本家公式サイト

ウディ・アレンの『ブルジョワジーの秘かな愉しみ』。というか、インテリの秘かな愉しみ。
特に目新しい話ではない。
この映画でウディ・アレンは、「昔は良かった」ってどの時代でも言っていたんだよ、と言う。
そしてそれは、「今を受け入れれば、新しい出会いもあるよ」というハッピーなお話でもある。
若かったらウディ・アレン自身が演じたであろう役柄のオーウェン・ウィルソンを通じて共和党左派を小馬鹿にし、「今を受け入れられない(懐古主義の)保守派ってのはダメなんだよ」という政治的な意図も感じないではないけどね。

この映画の設定は、シンプルに言えば、インテリの妄想なんですよ。
あー、あの有名人に会って話してみてぇなー、っていう。
中学生がアイドルに憧れるのと同じ。
かつて、あるシネスケコメテが「俺達はモー娘。が好きなんじゃない!モー娘。になりたいんだ!」というアホな名言を残したことがあるが、それと同じ(<そうか?)

ウディ・アレンが妄想のモンパルナスでウヒウヒ楽しむなら、同じようにこちらもウヒウヒ楽しもう。こういうのってさ、年齢を経たからなんだけど、ひょんなことから興味が連鎖したりするんだよね。

(ここから先はただの個人的な趣味の話)

そもそも村上春樹好きなもんで、春樹がスコット・フィッツジェラルド好きなんだよね。だから春樹訳の『グレート・ギャツビー』も読んだよ。実際フィッツジェラルドはパリや南仏でヘミングウェイに会ってるらしいし、ギルダの奔放さは小説まんまだったみたいだし。
あと、スヌーピーも漫画上でたった1回だけScott Fitzgerald Hero(スコット・フィッツジェラルドの小説中の主人公)を演じているんだよ。あ、俺、実はスヌーピー好きなのね。

あとねえ、その昔、予備知識なしでジャン・コクトーの『オルフェの遺言-私に何故と問い給うな-』を観た時、ピカソが出演していて「何故?」ってびっくりしたんだよね。

私はルイス・ブニュエル好きなんだけれども、最初に観たのが『アンダルシアの犬』で、これはもう言わずと知れたダリが参加している映画。ダリはヒッチコックの『白い恐怖』の夢のシーンのデザインもしてるよね。ダリはマルクス兄弟とも親しかったという話を聞いたことがあるけど、本当かなあ?ブニュエルとマン・レイが親しかったかどうかは不明だけど、マン・レイとダリは確実に親交があったろうね。

ロートレックが奇形の人だと知ったのは、筒井康隆「ロートレック荘事件」だったよ。ワハハ。

マティスとかブラックとか、興味あるけど不勉強な画家も出てるけど、この映画をきっかけに、また興味の連鎖で見に行くかもしれないなあ、機会があれば。フフフ、秘かな愉しみ。

日本公開2012年5月26日(2011年 スペイン=米)

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