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ポテチ

ポテチ監督:中村義洋/新宿ピカデリー/
★5(92点)本家公式サイト

充実の68分。いろんなことが好きすぎて泣いた。好きすぎて頭のオカシイことを書いている。
まったく個人的な感想だけど、まず野球が好きなんです。ベースボールはあんまり好きじゃない。“野球”がいいんです。「野球ヒーロー」とか言われただけでグッとくる。
それに、そもそも原作が好きなんです。伊坂幸太郎で一番好きかもしれない。
原作は、ある漫画がモチーフとして出てきます。そのタイトルは書かれていないけど、双子の兄弟と幼馴染との恋愛模様を描いた高校野球の漫画。映画の主人公が住んでる「上杉コーポ」ってアパート名は、たぶんそこからきてるんでしょう。ウソみたいだろ。
あとねぇ、若葉さんこと木村文乃が好きなんすよ。まったく個人的な想いでごめんなさい。俺、生まれ変わったら木村文乃のスマホになりたいと思いながらdocomoのCM見てますよ。てか、俺のスマホが堀北真希ちゃんならいいのに。あ、俺、auだ。

私が「いろいろ分かっている人」と評する中村義洋は、今回も、その「分かっている人ぶり」を存分に発揮していると思うんですよね。

何と言っても、この作品を(上映時間も含めて)小品にしたこと。
この原作、短編ではあるのだが、同じ本に収録されている『フィッシュストーリー』より実は長い。設定自体も本当は重い。
がんばれば、ソコソコのそれなりの映画にできないことはなかったはずだ。いや、普通ならがんばっちゃうところだろう。
しかしこの話は、変にがんばっちゃうとそれなりのソコソコの映画にしかならない。
中村義洋はそれをちゃんと分かっている。

これは、ちょっと不思議な話(ちょっとしたファンタジー)であり、ちょっとした(ある意味妙な)爽やかさのある話であり、ちょっとしたエッセーみたいな話なのだ。
要するに「ちょっとした」話だからこそ、ちょっとした映画に仕上げるのが正解なんです。
中村義洋はよく分かっている。

2012年5月12日公開(2012年 日)68分

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