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マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙

マーガレット・サッチャー監督:フィリダ・ロイド/吉祥寺プラザ/
★4(72点)本家公式サイト

メリル・ストリープの演技にうちのめされる。ウヒウヒ笑いに行ってごめんなさいm(_ _)m
メリル・ストリープのマーガレット・サッチャーって何だか可笑しい、野際陽子の月影先生みたい!と思って、「ソックリ芸」をウヒウヒ笑うために映画館に足を運んだ。
特殊メイクで似せることはいくらでも出来るんだろうけど、持ってる雰囲気とかイメージとか、そういうのがあんまりハマリ過ぎてるのってかえって可笑しいと思うんだ。だから、「出落ち」の危険性もあったんだけど、ウヒウヒする気満々で観たのさ。

そしたらトンデモナイ。
引退後の老いたサッチャー主体で話が進むせいもあるんだけど、いやもうね、メリル・ストリープが凄すぎて笑えない。

メリル・ストリープって本当は老人だったっけ?と見間違うほど、立ち振る舞いや手の動き、話し方のスピード、どれをとっても完璧な「老女」なの。
それもただの老人じゃない。その表情や声の出し方に、誇り高さと気品は忘れてないの。
そして老いていく自分を自覚して微かな狼狽すら瞳の奥に見せるんだよ。
それもね、派手な演技は一切しないんだ。
何の誇張もせず、地味に自然に「鉄の女と呼ばれた元首相の老後」になりきってるの。
ウヒウヒ笑いを期待したりしてごめんなさい。ホントごめんなさい。
メリル・ストリープを舐めてたつもりはないんだけど、俺の予想や想像をはるかに超えてました。

正直言って、メリル・ストリープに釘付けで、映画自体に対する感想は全然ないんだ。

ただ、「“気持ち”じゃなくて“考え”、その“考え”を“言葉”にする。その“言葉”が“信念”になり、“信念”に従って“行動”する・・・」みたいな話を医者にするでしょ。
これはすごく感銘を受けた。
俺、次の選挙でマーガレット・サッチャーに一票投じるよ。

日本公開2012年3月16日(2011年 英)

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