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ドラゴン・タトゥーの女

ドラゴン・タトゥー監督:デヴィッド・フィンチャー/吉祥寺オデヲン/
★3(50点)本家公式サイト

フィンチャーの本気が感じられない。(映画はR15なのにコメントが18禁だ)
いきなりすごいネタバレでナンだけど、この映画のラストもラスト、オーラスって、『ソーシャル・ネットワーク』と同じじゃない?
あと、時を経た再会なんかも『ベンジャミン・バトン』みたいだし、そもそも謎にはまっていく男って『ゾディアック』だしさ。

なんかこう、小手先の巧さでまとめてる気がする。
昔は「三振かホームランか」みたいな感のあるフィンチャーが、いつの間にか安定したヒットメーカーになってしまった気がする、のは俺だけか?

この映画を観終わった時の最初の感想は、「MGMのオープニングを久しぶりに見た気がするなあ」ということ。あと、オープニングが『鉄男』だなあ(笑)、と。
そして鑑賞後、シネスケの皆のコメントを読んで「その通り!」と膝を打ったのは黒魔羅さんのコメント。158分の長尺観て感想それかよっ!

余談

原作未読。本国版も鑑賞していないので当て推量なのだが、この話、女性は常に被害者として描かれているように思う。そんな中、唯一リスベットだけが男に歯向かう存在であるので、もっと「ヤッター!」という爽快感が欲しかったというのが率直な感想。
ドラマツルギー的には、全被害者女性を代表して彼女が奴をブチ殺すべきだと思うんだが、「殺してもいい?」と言わせながら引鉄を引かせないのは、彼女を殺人者にさせない原作者の(女性に対する)優しさのように思える。
その一方で、男は女性を陵辱する「悪」として描かれており、唯一ダニエル・クレイグだけが女性に優しい存在として描かれている。それを表す端的な言葉が「クンニする」であり、「クンニは重要」というコメントは(本人の意図は別として)あながち間違っていないと思う。

日本公開2012年2月10日(2011年 コロンビア・MGM)


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