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ブラック・サンデー



監督:ジョン・フランケンハイマー/TOHOシネマズ府中/★4(72点)本家

フランケンハイマー狂い咲きの時代
この幻の映画をスクリーンで観せてくれた「午前十時の映画祭(第2弾)」に感謝。

【ジョン・フランケンハイマー】作品をそれほど観ているわけではないのだが、彼のキャリアというか絶頂期はシネスケの評価に如実に現れている。
ぶっちゃけ60年代から70年代後半、特に75年の『フレンチ・コネクション2』と77年の本作がピークなのだ。

ウィリアム・フリードキンの『フレンチ・コネクション』(71年)、フレッド・ジンネマンの『ジャッカルの日』(73年)など、70年代は「骨太サスペンス」の傑作が多い。
いやまあフリードキンに関して言えば『フレンチ・コネクション』と『エクソシスト』(73年)が自身のピークという見方もあるのだが、彼らの作家性(というか職人技)と時代がマッチしたのかもしれないと思う。『ジャガーノート』(74年)なんかリチャード・レスターだぜ!リチャード・レスターがあんな映画撮れちゃうんだぜ!リチャード・レスターなのに(<しつこい)。

「骨太サスペンス」と「職人技」と「70年代」は相性がいい。フランケンハイマー狂い咲きの時代。これ、今日の結論。

フランケンハイマーに関して言えば、実は少々「トンデモ映画」の香りがする人だと思っている。
「ヘリコプターから降りるのかよっ!」とか「車の重さ量んのかよっ!」とか「忠臣蔵かよっ!」とか。
でもトンデモ映画に陥らない。
勝手に推測すれば、この“職人”は嘘のつき方が上手なのだろう。
ヒッチコックもそうだったように、映画を盛り上げる“嘘”と、ついたら客がヒク“嘘”との見分けがついているのだと思う。
この映画は、典型的な「大嘘をつくために細かいリアルを積み重ねた映画」だ。
デッカイ画面で観るとちょお盛り上がる。

(1977年 米)

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