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くまのがっこう ジャッキーとケイティ

くまのがっこう監督:児玉徹郎/渋谷シネクイント/
★2(35点)本家公式サイト

子供向け絵本映画にオッサンがとやかく言うべきでないと思いつつ、とやかく言う。
人気絵本が原作だそうだが、そんなことを知らなくとも、観ていて「なるほど。絵本なんだ」という気になる。

無駄な俯瞰が多い。いやもう全体的に無駄なカットが多いのだが、まあそこは目をつむるとしても、俯瞰の多さが気になる。
要するに「絵本」の構図なのです。
これを動画で多用するとどうなるかというと、「他人事」になるのです。

そして、話自体というか個々のエピソードが淡白なんですね。
これも絵本の特徴と言えるでしょう。

絵本は、幼い子供自身が読むか、親が読み聞かせる場合が多いと思います。
子どもが読む場合、俯瞰の絵というのは意味があると思うんです。
全体を眺めながら、あちこち見ながら、いろんな発見をする。
物語上は何ら意味を持たない12人もの大兄弟も、絵本上の“発見”のためなら意味があるでしょう。

映画化で求められるのは、後者の「読み聞かせ」に近いのではないでしょうか。
淡白なエピソードを、語りかけるように“演出”が補完するべきだったと思うんです。
俯瞰じゃなくて、もっと感情移入できるような視点で演出するべきだったと思うんです。

この映画は、ストーリー自体よりも、全体として映画としての演出に欠けているような気がします。
ただ可愛いだけじゃねえ。
だいたい、あのリンゴのエピソードは何さ。
あと、あの大人数の兄弟はもっと面白く活かせるよ。マルクス兄弟みたいに。

2010年12月18日公開(2010年 東宝)

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