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パリ20区、僕たちのクラス

パリ20区
監督:ローラン・カンテ/新宿武蔵野館/
★3(60点)本家公式サイト

金八先生世代の私がもしこのクラスの担任だったら、自殺してるか、クラス全員ブチ殺してるね。
それも、銃を乱射するなんてレベルじゃなく、一人一人の口に銃身をくわえさせてさんざん悪態ついた挙句、泣いて許しを乞うのをかまわず脳味噌吹き飛ばすか、斧で脳天かち割るかするね。アバズレ呼ばわりなんて可愛いもんさ。

結論は別として、観ている時の感情の流れは『デス・プルーフ』と同じだった。やっちまいなー!あ、それは『キル・ビル』だ。
てか、それが人間として自然な感情だと思うんだ。
つまり、現代社会で教師を続けようと思ったら、人間的な感情を排してマシーンになれ、ってことなんだよ。イソップはもういないんだ!『青い山脈』なんて桃源郷だ!あ、金八世代関係ないや。

主演は、実際に自身も教師だったという原作者。たった2年間らしいけど。
そしておそらく、これは教育問題ウンヌンよりも、フランスの現状(フランスの抱える問題点)を“定点で”切り取ろうとしている映画なんだと思う。
カメラは、(冒頭を除いて)一切校内から出ることはなく、誰か一人にフォーカスを当てることも、都市や国を俯瞰で眺めることもしない。

しかし私には皮膚感覚でフランスを理解することができない。
パリ20区が、北区なのか江戸川区なのか、大久保なのか蒲田なのか見当もつかない。
この映画で切り取られた断面が、何の本質を捉えているのか(あるいは捉えられていないのか)が分からない。
例えば、外国人の多い大久保を舞台に似たような話を撮ったとして、それが何の本質を捉えているのか(あるいは捉えられていないのか)、やっぱり日本人にしか分からないんじゃないのかなあ?

日本公開2010年6月12日(2008年 仏)

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